# マネジメント

イマドキの「出世に興味のない部下」のやる気を引き出す「ちょっとした工夫」

林 健太郎 プロフィール

批判を「疑問」に変えてみる

「相手に好奇心を持て」と言われると、相手に100パーセントの興味を持たなくてはと肩に力が入るかもしれません。

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しかし、職場においてはその限りではありません。ほんのちょっとだけ、イメージとしては「小指の爪の先ぐらいの好奇心」でも、相手に向けられればOKです。そう言われると、なんだかハードルが下がりませんか?

例えば、あなたが部下の発言に対して「また同じ話か! 何回説明したら理解するんだ」と心の中で思ったとします。これをそのまま口にすると、ただの批判になってしまい、好奇心のかけらもなくなります。ここが知恵の使いどころです。

この批判的な言葉を、疑問文に変換してみましょう。例えば、頭の中で「なぜこの部下は、同じ話を今日もしてくるのだろうか?」という問いかけの形に変換します。

心の中の断定的な批判を疑問文に変換することで、部下の発言に対して「もしかしたら、今日は何か別に言いたいことがあるのではないか」という可能性に気づくことができます。これが、ひとかけらの好奇心が相手にわいた、という証拠です。

これを私は「ダークな好奇心」と呼んでいます。全面的な興味・関心を相手に向けなくても、批判を疑問文に変える力さえあれば、相手に必要最低限の好奇心を持てるのです。

 

ダークな好奇心によって部下の内発的動機が見えてきたら、次の段階ではそれを今の仕事と結びつけていきます。これも対話によって進めると、お互いの合意が得やすくなります。

その際も、考えるのはあくまでも部下であることを忘れないようにしましょう。上司であるあなたは、オープン・クエスチョンを使って、部下が自律的に思考を深めていくプロセスをサポートします。次のような感じです。

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