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「お父さんは人殺し…」東電社員の家族が受けた「壮絶すぎるいじめの実態」

「人殺しの息子」と呼ばれて…

東日本大震災から10年目を迎える。筆者は震災当日、仙台市内の自宅におり、立ってはいられないほどの激しい揺れを経験した。3日間停電し、数週間、食料を買うために長時間店に並ばなければならない日々が続いていた。

電気が通り、テレビをつけた瞬間、凍り付くほど衝撃を受けたのは、福島で起きていた原発事故の惨状である。多くの人が故郷を失い、生活の場を奪われ、風評被害に苦しめられる事態となった。

原発事故は甚大な被害をもたらしたが、被害者だけではなく、加害者家族として苦しんだ人々も存在している。

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「パパ悪いことしたの?」

東電社員の夫を持つ山田智子さん(仮名・30代)は、小学生の息子に尋ねられるたびに胸を痛めていた。

「パパが悪いわけでは……」

「でもみんな、酷いお父さんだねって……。人殺しだって……」

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