小室哲哉・KEIKOさん元夫妻[Photo by gettyimages]

小室哲哉・KEIKOさん夫妻の離婚報道に、高次脳機能障害の僕が感じたこと

障害特性を「ないもの」にするな

当事者が抱える、ある「障害特性」

ついにというか、やっぱりというか、KEIKOさんと小室哲哉さんが離婚した。報道を見て、深々とため息が出た。

ふたりが最終的に離婚に至った経緯は分からない。けれど溜息の理由は、KEIKOさんが過去にくも膜下出血を起こし、後遺症として「高次脳機能障害」を抱えた当事者だから。そして同じ高次脳機能障害の当事者が抱える大きな問題の一つとして、発症後「離婚するケースが非常に多い」という現実があるからだ。

小室哲哉・KEIKOさん元夫妻[Photo by gettyimages]
 

こうして書いている僕自身も、およそ6年前に発症した脳梗塞によって高次脳機能障害を抱える当事者である。

なぜ、高次脳機能障害の当事者は、その後の高い離婚リスク、家族崩壊リスクにさらされるのか? あまりにも社会に知られず、誤解されている部分も多い高次脳機能障害。KEIKOさんと小室さんの間に起ったこととは全く別のケースかもしれないが、当事者が離婚に至る大きな原因となる「あるひとつの障害特性」について、少し書かせていただきたい。

筋肉痛になるほど、笑いが止まらなかった

先日、カラオケボックスにて取引先との会議をしていた時に、少し離れた個室から恐ろしく外れたトーンと妙に投げやりな声色で『粉雪』(レミオロメン)を歌う男性の声が響いてきた。会議の相手は砕けた関係の映画監督とプロデューサーだったが、話している内容はまじめで深刻なもの。差し迫った時間の中で多くのことを決めなければならない、それなりに集中と緊張を要する会議だったのだが……。

「こなあ~~ゆき~~♪」

まさかの2曲連続で粉雪。途端にスイッチが入った僕は、大事な会議の場で笑いの発作が止まらなくなってしまった。ひとしきり笑って、「はあ」と落ち着くといった健常な笑いではない。

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