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習近平が“焦り”始めた…! いよいよ中国経済「倒産ラッシュ→大崩壊」のヤバすぎる現実

福島 香織 プロフィール

金融機関「同時破綻」に備えよ

2019年5月、事実上の経営破綻となった包商銀行を中央銀行と銀行保険監督管理委員会が接収し、2020年11月に債務デフォルトかつ資産不足によりすべての債務を企業破産プロセスによって整理した。これは、国務院が企業破産法をこえて特別プロセスを組んで行った。

だが今後、複数の金融機関が同時に破綻したりする場合、統一の法的体制で行われることが望ましい。このため企業破産法に金融機関専門章を設けるべきだという。

事実上の経営破綻となった包商銀行 photo/gettyimages
 

中国国内の金融市場で金融機関破綻は、1995年の海南発展銀行と中銀信託、1999年の広東投資信託、2004年の南方証券、2006年の大鵬証券、そして2019年の包商銀行と、いくつか経験している。

だが2020年7月に証券監督管理委員会と銀行保険証券監督管理委員会はそれぞれ新時代証券、国盛証券、華夏人寿、天安人寿など、明天系と呼ばれる9つの金融機関を、潜在リスクを建前に一度期に接収しており、今年は、複数の金融機関の整理を同時進行で行う可能性がある。

これは中国にとっては初めての経験といえる。

殷興山は「普通企業と比べ、金融機関は公共性があり、大衆性、リスクの流出性、債務債権関係の複雑さ、金融の安定性と社会秩序への影響力の巨大さなどの問題があり、一般企業の破産プロセスでは、間に合わず、非合理的だ」という。

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