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スズキ・ジムニー、契約から1年経っても納車されない「5つの理由」

発売から2年半経過しているのに…
渡辺 陽一郎 プロフィール

自然災害への意識の高まりも影響

そしてこのジムニーらしさは、従来型から乗り替えるユーザーに加えて、新規の顧客を呼び込むことにも繋がった。それは今のSUVのニーズに、原点回帰のトレンドが芽生えているからだ。

SUVはもともと悪路を走るジープのようなクルマとして開発され、後輪駆動ベースのシャシー、悪路の走破力を優先させたパートタイム式4WD、副変速機、大径タイヤなどを装着して、外観も野性的な雰囲気だった。

この野性的な外観と、ワゴン風のボディによる快適な居住性や積載性が人気を得て、SUVは売れ筋カテゴリーになっていく。ただし最近は、ハリアー、C-HR、レクサスNXのような都会的な外観のSUVが増えて、やや飽きられ気味になっていた。

 

この反動により近年は、前輪駆動ベースのシティ派SUVながら、外観を悪路向けSUVのように無骨に仕上げたRAV4やライズが人気を得ている。

ジムニーはラダーフレーム構造のシャシー、後輪駆動をベースにしたパートタイム式4WD、副変速機などを備える純粋な悪路向けのSUVだから、RAV4やライズが人気を高めた原点回帰のトレンドとも合致する。その結果、ジムニーが人気車に押し上げられた。

ジムニーの納期が長い理由(4):降雪量の増加や災害など近年の自然に対する不安感

ある積雪地域に住むユーザーは「雪道走行自体は2WDの乗用車でも問題ないが、雪が多く降ると、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)に余裕のあるSUVが欲しくなる」とコメントした。下まわりを擦らないために、最低地上高の高いボディが必要なわけだ。

ジムニーはこの点でも優れている。最低地上高に205mmの余裕があり、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2250mmと短いから、たくさん雪が降った時の激しいデコボコも乗り越えやすい。

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