2021.03.09
# ライフ

コスメは買えても生理用ナプキンは買えない…日本の「生理の貧困」、その知られざる実態

田中 ひかる プロフィール

可視化されてこなかった「生理の貧困」

こうした「生理の貧困」についての訴えに対し、「ナプキン代の数百円が出せないほどの貧困レベルならとっくに死んでいる」とか、「化粧して遊んでいる中高生が、ナプキンを買えないなんて嘘だ」といった声も聞こえてくる。

しかし、コスメは買えてもナプキンは買えないという現実は存在する。おしゃれを優先し、外側からはわからない経血処置、つまり「見えない部分」を後回しにするのだ。

〔PHOTO〕iStock
 

彼女たちにとって、メイクをしたり髪型を整えたりすることは、大人たちが思っている以上に大事なことである。生理用品に当てるべき数百円を、100均のプチプラコスメに当てたからといって、誰がそれを責められよう。

「そんなお金があるなら云々」と言う前に、「見えない部分」へ気を配りたい。小まめに取り換えるべきナプキンを長時間当て続けたり、代用品を使ったりすることによって、感染症を引き起こすこともあるからだ。

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