2021.03.09
# ライフ

コスメは買えても生理用ナプキンは買えない…日本の「生理の貧困」、その知られざる実態

田中 ひかる プロフィール

またSNSでは、生理用ナプキンが手に入らず苦労したという体験談が共感を呼んでいる。

例えば、母親のネグレクトによって、初経がきた小学校4年から中学卒業までの6年間、ナプキンはもちろん、それを買うお金も与えられなかったというある女性は、生理時の苦労を次のように語る。

昼はティッシュやキッチンペーパーで代用し、夜は昼用のナプキンを使う。多いときは昼用のナプキンを2枚重ね、寝るときは布団にバスタオルを敷いた。
ティッシュで過ごす昼間は、経血漏れとの闘いだった。黒いスカートを履き、ショーツの上にさらにスパッツを履く。ショーツにティッシュをはさみ、さらにショーツとスパッツの間にもティッシュをはさむ。また、椅子に座るときはスカートに染みないよう、スカートをまくり、スパッツが椅子に当たるように座った。
また友人の家に行くときは、床を経血で汚さないために、正座し、かかとを立て、かかとの上におしりを置いていた。
「ネグレクト、母親の家出。複雑な家庭環境で生理用品を買えない少女たちがいる #生理の貧困」ランドリーボックス

これほどの涙ぐましい努力にもかかわらず、経血が漏れてしまい、事情を知らない祖母や親戚から「汚い」と言われたこともあった。高校生になるとアルバイトを始め、やっと自分でナプキンを買えるようになったという。

 

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