ポーズひとつひとつが大切な想い出に

何千枚も猫たちの立ち姿を撮っていると、5匹の猫のそれぞれの個性も見えてきます。

-AD-

我が家でもっとも立っている写真の多いミルコは、目を閉じている写真も多くあります。サメは獲物に襲いかかるとき、目を損傷しないように目を閉じるそうですが、ミルコもサメと同じ心理なのかもしれません。また猫じゃらしを掴むため猪突猛進に突き進むため、摩訶不思議なポーズになっていることもあります。

なんだかロボットみたいなギクシャクポーズになってしまった。なぜ!? 写真/中川ちさ
猫じゃらしを掴む瞬間に目を閉じるミルコ。これではキャッチできない? 写真/中川ちさ
後ろから撮影してみてもおもしろいポーズが撮れます。写真/中川ちさ

我が家で唯一の女の子ピーチは、足の位置をあまり変えず、腕だけをバタバタさせて猫じゃらしを掴もうとします。時々オタ芸のようなポーズが撮れるのはその影響かもしれません。最近は「爪とぎ」の上に乗って猫じゃらしを掴むのがブームです。

爪とぎを「お立ち台」にして、立ち上がっています。写真/中川ちさ

おっとりした性格のうしおは、他の猫たちが遊んでいるのを見学していることも多いのですが、時々スイッチが入ります。とび上がった瞬間は、どっしりとした体型のおじさんが小躍りしているように見えます。

ちょっとおじさんぽい立ちポーズのうしおくん。写真/中川ちさ

我が家で一番俊敏なレオンは、背筋を伸ばし、体をひねっている写真が多く撮れます。それは高く振り上げた猫じゃらしを空中でキャッチすることが多く、跳び上がる瞬間にシャッターを切っているからです。体をひねり上げている姿は、回転ジャンプをする直前の姿です。

背中が、猫なのに海老反り!写真/中川ちさ

末っ子のロッケは、カシャカシャと大きな音の出る猫じゃらしを高く振り上げると怖がります。その代わり、音のしないふわふわとした猫じゃらしを立ち上がって掴むのは得意です。

ぬいぐるみ感満載のロッケくんのポーズもユニーク。これはフラダンス風? 写真/中川ちさ

5匹に共通しているのは、表情が豊かなこと。猫じゃらしをキャッチできた時はうれしそうな顔をして、取り損ねた時は、悔しそうな顔をします。そんな猫たちの姿をSNSにアップすると「地震で停電になったとき、真っ暗の部屋の中でツイッターから流れてきた猫たちの写真見て笑って、元気出た」とコメントをもらったことがあります。猫も人も楽しみながら撮った写真には、人を癒したり元気付けたりする力がある気がします。

ファンキーな表情のロッケくん。もう嫌なこと忘れてしまう表情です!写真/中川ちさ

私が撮っている「まるで人のような猫写真」は何千回もシャッターを切り、猫とのチームプレーから生まれています。だから一枚の写真の中には、一緒に遊んだ思い出もたくさん詰まっているのです。

中川ちささんが審査員で参加するアドビが主催する「猫フォト/ムービーコンテスト」が開催されています。ご自身で飼っている愛猫や近所に住み着いているお気に入りの猫など、猫をテーマにした写真や動画作品を募集。最高に可愛い猫の姿を撮って応募してみませんか。

「アドビ主催の猫フォト/ムービコンテスト」
https://blog.adobe.com/jp/publish/2021/02/22/cc-cat-photo-movie-contest.html

コンテスト応募期間は、2021年3月14日(日)まで