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年金は激減、出費は増加…「伴侶が逝った」老後の悲惨すぎる末路

夫婦2人が元気なうちにできるコト
週刊現代 プロフィール

申請でもらえるおカネ

では、いつ連れ合いがいなくなってもいいように、今のうちに準備しておくべきことは何か。基本中の基本と言えるのが、夫婦で財産目録を作ってみることだ。

まずはメモ書きでも構わないので、次の項目を調べて書き出そう。

・所有する不動産
・預貯金の名義と金額
・投資信託や保有する株
・自動車など、その他の財産
・借金や負債の金額と返済先
・年金などの定期収入
 

どうだろうか。いきなり書こうとしても、すぐにはできないはずだ。

財産目録を作る過程で、収入と資産がどれだけあるか、どの銀行や証券会社に口座を持っているのか、夫婦のどちらがよりおカネに強く、どちらがより疎いのか、といったさまざまなことがわかる。それだけでも、大きな一歩になる。

財産目録は将来の生活の見通しを立てるのに役立つだけでなく、遺言書を書くときや遺産分割協議をするときにも必須です。また、家系図と一緒に作っておけば、相続の際のトラブルを防ぐこともできます」(終活に詳しい弁護士の伊勢田篤史氏)

これがいわば「守り」の準備だとすれば、「攻め」の準備もある。それは、「申請しないともらえないおカネ」を把握し、きちんと申請しておくことだ。たとえば、加給年金の存在を知っている人は、そう多くないだろう。

夫が厚生年金受給者で、妻がまだ65歳に満たない場合に、夫が65歳に達した時から年額39万900円を受け取れます。ただし、申請を忘れていたり、夫が老齢厚生年金を繰り下げ受給する場合はもらえないので注意が必要です」(ファイナンシャルプランナーの横川由理氏)

まだ夫婦二人が元気なうちに、足元を点検し、できることから一つずつ手を打っていこう。ひとり残されたあとに「失敗した」と気がついても、もう手遅れなのだから。

『週刊現代』2021年2月27日・3月6日合併号より

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