〔PHOTO〕gettyimages

人工呼吸器を外されて死ぬ可能性…コロナで「閉じ込め症候群」が注目を集めた「深刻な理由」

声はもちろん、手も足もでない状態

アニメなどでは、毒を盛られた主人公が、感覚や意識ははっきりしたまま、手も足もまったく動かなくなり、口や舌や喉も動かないので言葉のしゃべれなくなった状態でピンチに陥ることがある。

「ロックトイン・シンドローム」、日本語では「閉じ込め症候群」や「施錠症候群」と呼ばれる病状は、ほぼそんな状態と思ってもらってよい。

「閉じ込め症候群」になり、「死ぬ権利」を求めて裁判を起こしたトニー・ニックリンソン〔PHOTO〕gettyimages
 

長引いた場合には、呼吸筋が十分に動かないため、自分では呼吸もできなくなって人工呼吸器によって機械の助けで呼吸を保ち、口でかんだり呑み込んだりできないために胃ろうから流動食を注入してもらう必要もある。

手足を動かす運動神経と感覚神経は配線が違うので、この閉じ込め症候群では視聴覚や感覚には問題がなく、意識も知的な能力もしっかりしていることが多い。

そんな状態になったら、人の話は理解できたとしても、自分の意志を伝えることができないじゃないか?、どうやって意識はあるかどうかが分かるのか?と思った人もいるだろう。

コミュニケーションができるのには、医学的な理由がある。

編集部からのお知らせ!

関連記事