「声かけウザい」「接客されたくない」と思う人こそ知ってほしい…「アパレル販売員」との付き合い方

苫米地 香織 プロフィール

一方、ネット上では自分で似合うものを探そうと骨格診断やパーソナルカラー、印象診断などといった“診断”が溢れている。実際、どういったものなのか診断を受けたことがあるが、確かに納得いく結果で、言われたものを着れば似合うとは理解できた。しかし、この診断結果に沿うような洋服を買うことできるかどうか考えると、それが非常に難しいのである。

例えばECサイトにある商品画像を見て「この形なら私の骨格に合いそう」と思って、実店舗に行き、実際の商品を見ると印象が違う。試着をしてみると似合わない。そんな経験を何度もしており、アパレル業界に長く携わっていても似合わせ診断をしても似合う服を見つけ出すのは難しいと思うのである。そんな時に頼りにするのが販売員の存在なのだ。

取材を通して知り合った販売員から服を買うことがよくあるが、当方の体型に関する悩みに真摯に向き合ってもらい、ここ数年は洋服の無駄買いが減っている。だから、未だに販売員を嫌厭している方に対し「もったいないことをしているな」といつも思うのだ。

 

こんな時代だからこそ販売員と上手く付き合う

複数の販売員に商業施設の休業期間は何をしていたか?と聞いたら、オンライン接客を任された人もいれば、接客に関する勉強にあてたという方もいて、なにかと忙しかったと話す。

その中で共通していたのが、馴染みのお客さまから直接連絡が届き、「オンラインストアの使い方をレクチャーした」とか「何を選んだら分からないから、どれが似合いそうか教えてと相談にのった」といった具合に店頭と同じように接客をしていたということだ。

顧客であれば顔はもちろん、体型や好みも把握している。いつもなら店頭で試着してもらいながら選ぶのだろうが、この時はオンラインサイトを見ながら「これなら似合いそう」とお客さまとLINEでやり取りをしていたそうだ。

一人であれこれ悩んで「無駄な買い物にならないか」と心配するくらいなら、こうやって販売員と相談しながら買い物ができたら楽だし、時間の節約にもなるのではないかと思った。

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