「声かけウザい」「接客されたくない」と思う人こそ知ってほしい…「アパレル販売員」との付き合い方

苫米地 香織 プロフィール

そこまでネット通販に不安になる人は少ないだろうが、似合うものを確実に買うのなら、やはり実店舗で試着して買うことに勝るものはない。特に少々値の張る商品となると店舗で実物を見てから決断したいところだ。そして、これは洋服を買うときに限った話ではない。家具や家電、さらには家(大袈裟かもしれないが…)を買う時にも同じことが言える。

ネット上にたくさんレビューがあったとしても、そのレビューが必ずしも自分に当てはまるとは限らないわけで、そう考えると実物を見ることができる実店舗の存在は大きい。そして、それらの不安を払拭するために販売員が存在しているのだ。

 

実店舗は必要だけど販売員は?

新型コロナ以前は色んなメディアで、消費者にアンケートを取ると「販売員に接客されたくない」「店員ウザイ」の回答多数と、年に数回は話題になっていた。2017年には大手セレクトショップで接客不要バッグを店頭に設置していたこともあった。

また、「とりあえずゆっくり見たいときに販売員に話しかけられ、いざ相談したいときに販売員がいない(または手が開いてない)」という話もよく耳にする。

それこそ数十年前から何かと販売員は嫌厭されてきた存在である。少なくとも筆者がアパレル業界で働くようになった25年以上前の時点で、すでにそう言われていたと記憶している。当の販売員たちも嫌われているのはよく分かっているから、仕事で接客をしたくても自分から話しかけられないという悩みを持つ販売員も多いのだ。

そういう販売員たちに何でこの仕事を選んだのかと聞くと「服が好きだから」「コーディネートするのが好きだから」と自分の得意を生かしたくてこの仕事を選んでいる人が多いことに、心から応援したい気持ちが溢れてくる。

Photo by iStock
編集部からのお知らせ!

関連記事