子どもの習い事は週4回。プロ選手に習う本格レッスンも

フィンランドでは子どもの習い事文化が盛んで、イルマリさんのように幼い時期に趣味を見つける人も多いようだ。実際、ふたりの娘も習い事をしており、長女は体操、音楽、バドミントンのほか、日本語を習う補習校にも通っている。次女は音楽のみだが、小学校に入るタイミングで習い事を増やす予定だという。

「フィンランドでは学校のクラブ活動がないこともあり、習い事をしている子どもが多いんです。長女は趣味を通じて同世代の友達をたくさん作り、とても楽しんでいます。4つとも続けたいと言うので、今のところは継続しています。趣味を通して、何か好きなことを見つけてほしいなと思っています」(リサさん)

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2019年、フィンランド国営放送株式会社(Yle)が18歳未満の子どもを持つ1,000人以上のフィンランド人を対象に実施した世論調査(※1)では、保護者は子どもの課外活動に平均5.17時間を費やしているそうだ。となると、ふたりの長女が飛び抜けて習い事が多いわけではなさそうだ。

筆者が知人に聞いた話では、本人以上に子どものホッケー上達に情熱をかたむける“ホッケーお父さん”のような保護者もめずらしくないのだとか。ふたりの長女も、フィンランドの代表選抜チームに所属する現役のバドミントン選手からレッスンを受けているそうだ。

ふたりの長女はヘルシンキでもっとも有名なバドミントンクラブに通い、本格的なコーチつきレッスンを受けている 写真/リサさん提供

「ここには、フィンランドのバドミントン男子ランキング1位、元オリンピック代表選手の子どもも通っています。実は友人のつながりでコーチと知り合ったため、子子どものトレーニング中に、引率の私も元オリンピック代表と隣コートでプレーできる特典つき。私にとっても刺激的な時間になっています」(イルマリさん)

「まだコーチつきレッスンは早いかなと思うものの、同年代の子どもたちとプレーするだけでなく、運動の基礎を正しく身につけ、楽しみながらバドミントンを好きになれるようにとの思いがあります」(リサさん)

フィンランドでは国を上げて若年層の趣味活動を盛り上げようという動きが活発で、趣味活動の維持を目的に自治体向けに助成金を出す取り組みも行っている。各自治体は、恒久的な趣味活動の運営方法を確立するために資金を投じているようだ。(※2)

※1 https://yle.fi/uutiset/osasto/news/poll_parents_in_finland_devote_5_hours_weekly_on_average_to_kids_hobbies/10905445

※2 https://www.google.com/url?q=https://minedu.fi/suomen-malli&sa=D&source=editors&ust=1614828620055000&usg=AOvVaw1Xxux2rNJZddxfqZXr8Qi5