「頑張れと言えない」という反応について

番組にたくさんのFAXをいただきました。思いがこもった文章とともに「津久井さん頑張って!」という背中を押してくれる言葉に元気をいただきました。私はこれらの声援の言葉をすべて「元気玉」と捉えて、ありがたくいただくようにしています。

埼玉医科大学病院・主治医の成川医師との2ショット・はじめから診ていただきアドバイスをもらっています。そして医師やPTさんたちからの褒め言葉も元気玉に! 写真提供/津久井教生
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ただ、声援の言葉って、送り手も受け手もちょっと考えてしまうことがありますよね。

私へのSNSでの反応でも「頑張れと言えない」というワードは、やはり多かったです。「すでにものすごく頑張っている津久井さんに、これ以上頑張ってとは言いにくいのですが……」という文面もたくさんいただいています。今回の放送も元気いっぱいに出演しているわけですし、どう声をかけていいか分からなくなると思います。

ましてや闘病なども含めて、すでに目の前のことにいっぱいいっぱいで頑張っている人に言うと「これ以上ないくらいに頑張ってるよ、安易に言うなよ」なんて行き違いになることもよく言われていますし、仲間の患者さんから聞くこともあります。

私もALSに罹患して「なるほど」と感じる事もあります。この「頑張れ」という言葉は「相手の行動を促す言葉」だと思います、頑張るのは言われた方なのです。ですから言われた人は、時として無理強いされたり、命令されたと感じてしまうことがあるのだと思います。その気持ちは私もよく分かりますが、そのくせ言われないと寂しくなったりして、なんともめんどくさいですね(笑)。

私はどちらかというと「無理しないで」と言われるのが苦手な時があります。「頑張れ」が背中を押す言葉なら「無理しないで」はその人がやっていることにブレーキをかける言葉です。これも言われた方がやらなければいけない言葉です。