ハロー!プロジェクトの大ファンだという歌人の鈴掛真さん。文春オンラインが2回にわたって報じた、ソロアーティスト優里さんの恋愛スキャンダルにより、ハロー!プロジェクトのグループJuice=Juiceの高木紗友希さんが、ハロプロ及びグループの活動終了を表明しました。実はその数カ月前に優里さんそっくりの男性と高木さんを目撃していたという鈴掛さん。前編では、その時の様子と、高木紗友希というアイドルについて、そして「アイドルはなぜ恋愛をしてはならないのか」という疑問を投げかけました。後編では「アイドルに恋愛が許されない」事情を考察していきます。

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アイドルの恋愛を禁じなければならない事情

優里との熱愛スクープの翌日に発表された、高木紗友希のハロー!プロジェクト及びJuice=Juiceからの脱退。
高木紗友希の所属事務所であるアップフロントプロモーションのお茶を濁す姿勢に不満を感じつつも、彼女の脱退は、単に事務所の一存によるものではないと僕は考えています。
注目すべきは、ハロー!プロジェクトメンバーに対して男女交際の禁止を求めているのが、他でもない多数のハロプロファンたち自身だということです。

近年、社会の中でジェンダーフリーや多様性が認められ始めていることも相まって、今回の報道に対して「これからもJuice=Juiceとして活動してほしい」と高木紗友希を擁護する声が少なからず見受けられました。
一方で、ファンでありながら、いや、ファンであるからこそ高木紗友希のグループ脱退を望む意見が圧倒的に多く、引き続きハロプロメンバーによる男女交際の禁止を求める声が絶えなかったのです。
これこそ、事務所がハロー!プロジェクトのメンバーに対して男女交際を禁じなければならない最たる事情。

これは決して、「男女交際の禁止を求めるファンたちが悪い」という話ではありません
純潔で、真面目で、ストイックに青春を捧げるジャパニーズアイドル像は、昭和の時代から続くアイドル業界の需要と供給によって形成されてきたもの。特定の誰かが責め立てられるべき問題ではありません。
なにより、こうしたファンたちによって支えられ、発展してきたのがジャパニーズアイドル業界であり、他でもないハロー!プロジェクトなのです。