イッセー尾形✕清武英利 「ナニワの借金王」の不思議な魅力

連続ドラマ「トッカイ」話題沸騰! バブル経済とその後始末について名優と原作者が語り合う
清武 英利 プロフィール

――印象的なアドリブがあったと聞いていますが。

尾形 台本(のセリフ)がここまであるとするでしょ。(それが終わっても)監督さんがカットをかけないんですよ。黙っているわけにいかないから、(アドリブを)やるんですよ。(台本の)延長線上ということで、そこに大阪弁がうまくのれば。私はあんまり難しい大阪弁はできないけど、なまった大阪弁くらいならいけるんじゃないかということで。

連続ドラマW「トッカイ」より

現ナマをどこに隠すか

――印象に残ったシーンは。

尾形 ぜんぶそうですよ。最初、国会に呼ばれたふつうビビるだろうと思うんだけど、「いやーお金はもうありません」と言う、そんなシーンとか。現ナマを(自宅の)池に隠すとか。あれ本当なんですか?

 

清武 現実はもっと悪いふうに隠している。電気室に隠して、入ると感電するとか。

プロデューサーを通じて尾形さんから、モデルとされる人について(様々な)お尋ねがありましたよね。

尾形 (演じるにあたって)ボク自身の痕跡を残しちゃいけないと思ったんですよね。この人そのものにならないと。だからさっき言ったように、声というのは人をつくるうえで一番大事なモメントなんですよね。

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