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「夫婦はどちらかが先に逝く…」残された者が直面する「悲しみの日々」

故・野村監督は何を考えていたのか

いきなりやってくる「二人三脚」の終わりに、うろたえ取り乱し、ペースを崩してしまう人は多い。しかしその後も人生は続いてゆく。無事に走り切るためには、夫婦が揃っている間にやるべきことがある。

必ずどちらかが先に死ぬ

—なあ、オレより先に逝くなよ。

—ねえ、私よりも絶対に長生きしてね。

ふとした瞬間に、そんな言葉が口をつく。長年苦楽をともにしてきた夫婦には、よくある情景だ。

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昨年2月に亡くなり、先日一周忌を迎えた元プロ野球監督の野村克也さん(享年84)も、妻の沙知代さんにそう言い続けてきた。誰もが知る通り、沙知代さんは気の強い女性だった。だから野村さんは「妻は気弱な自分より長生きする」と信じて疑わなかった。

しかし、その日は突然に訪れた。'17年12月8日の午後、野村さんは食堂の机に突っ伏したまま動かなくなっている妻の姿を見つけた。

「おい、大丈夫か!」

思わず野村さんは駆け寄り、背中をさすって呼びかけた。

「大丈夫よ……」

沙知代さんは気丈に答えた。しかし救急車が自宅に着く頃には、すでに彼女の呼吸は止まっていた。野村さんの望みは、あっけなく潰えてしまったのだ。

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