長期金利上昇とバブル崩壊リスクが「住宅ローン」を襲う…大打撃を受ける前に知っておくべきこと

山下 和之 プロフィール

変動金利型は元金の減り方が遅くなる

変動金利型はいまのところ金利上昇はないが、日銀の金融政策しだいで、近いうちに金利が上がる可能性がある。

変動金利型住宅ローンは、当初5年間の返済額は変わらないが、5年後に返済額を見直すことになる。それまでは、金利が上がっても返済額を変えず、返済額のうち利息分を増やし、元金分を少なくして調整することになる。結果、元金の減り方が遅くなってくる。

図表4にあるように、借入額4000万円、35年返済、金利0.5%の変動金利型ローンだと、毎月返済額は10万3834円で、利息分と元金分の内訳をみると返済が進むほどに利息分が減って、元金分が増えるのが分かる。

図表4 変動金利型の金利上昇時のリスク
 

しかし、3年後に金利が0.5%上がって1.0%になった場合、利息分がそれまでの1万円台から3万円台に増え、反対に、元金分は8万円台から7万円台に減ってしまう。

そのため、5年が経過したときの残高は金利が上がる前の予定額より増え、6年目からの返済額が増加する。最大では、25%まで増額されるので、金利上昇幅によってはその後の家計に大きな影響がでてくる可能性がある。

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