2021.03.02
# 株式投資

他人が株で儲かっていると居ても立っても居られなくなる人たちへ

内向型のほうが株暴落に強い理由(1)
スーザン・ケイン プロフィール

内向型は大ケガをしない

外向型は内向型よりもドーパミンの活性が強いようだ。外向性とドーパミン、そして脳の報酬系との正確な関係は完全には解明されていないが、これまでの発見は好奇心をそそる。コーネル大学の神経生物学者リチャード・デピューが、ドーパミンの分泌をうながすアンフェタミンを外向型と内向型それぞれの集団に与える実験をしたところ、外向型のほうが強く反応することがわかった。別の実験では、ギャンブルで勝ったとき、外向型は内向型よりも脳の報酬系の活性化が著しいとわかった。また、ある調査では、脳領域で報酬系の鍵となる役割を担っている眼窩前頭皮質が、外向型では内向型よりも大きいとわかった。

 

対照的に、内向型の報酬系は「反応が比較的鈍く、報酬を求めて逸脱することが外向型よりも少ない」と心理学者のネトルは書いている。内向型は「そうでない人たちと同じようにセックスやパーティや社会的地位に心惹かれることがあるが、彼らを駆りたてる力は比較的小さいので、それらを手にしようとして大ケガをすることはない」のだ。要するに、内向型は簡単には熱狂しない。(翻訳 古草秀子)

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