「いらすとや」より
# 推し

たとえ、1回10万円出費したとしても…「推し」に使うお金は、人生の「必要経費」です!

  最近よく耳にする「推し」という言葉。もともとは人やものを推薦することを意味する言葉ですが、それをもとに最近では誰かに推薦したいほど好きな人やもの自体を「推し」と表現するのが一般的になりました。

先日発表された第164回芥川賞でも、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』(河出書房新社)という「推し」を題材にした小説が受賞しました。

今、「推し」という概念が現代社会に根付きつつあります。そして、「推し」を何かしらの手段で追いかけ、応援する活動を、世間では「オタ活(オタク活動の略称)」と表現します。ただ「推し」を思うだけの「オタ活」をしている人もいますが、それは稀。「オタ活」には、多くの場合、金銭的な出費が伴います。なぜ人は、「推し」にお金をかけるのでしょうか。

ミレニアル世代のお金のリアル』の著書もある「ミレニアル世代のお金の専門家」、横川楓さんが解説します。

カジュアル化する「推し」と「オタ活」

一概に「推し」といっても、「推し」という言葉で表現されるものは多種多様。俳優、アイドル、アーティスト、モデル、芸人など三次元のグループや誰かといった存在、アニメやゲームのキャラクターのような二次元の存在だけではなく、最近では色や動物、飲食店、映画、本といったように、人以外の存在までもが、誰かの「推し」であると表現されることもあります。

今までは「趣味」や「好きなもの」として表現されていたものが、まとめて「推し」という言葉で呼ばれるようになったといえるでしょう。

そして、何かしらの手段で「推し」のことを考えてする行動は、「オタ活」といわれます。

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アイドルのファンがアイドルを応援することが「オタ活」のわかりやすい一例ですが、例えば読書が好きな人が好きな本を探すことも、好きな猫がいる猫カフェに行くことも、言い換えれば「推し本」を探したり、「推し猫」に会いに行くという「オタ活」なのです。

コンサートに行ったり、グッズを買ったりというだけではなく、「趣味」や「好きなもの」が「推し」と表現されるようになった今、誰しもが何かのオタクであり、「オタ活」をしながら「推し」にお金を使っているともいえます

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