60手前で再婚…「義親の介護」に巻き込まれ「財産を失っていった」男の悲哀

安易にやってはいけない
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さらに、晩年の再婚は思わぬ「争続」の引き金にすらなってしまう。

半年前、73歳でこの世を去った下田幸三さん(仮名)。彼が後妻である由紀子さん(66歳)と再婚したのは、亡くなる2年前のことだった。

そんな幸三さんの遺産を巡って、現在、遺族が真っ二つに割れている。

そもそものきっかけは、再婚の際に必要に迫られて書いた遺言書だった。由紀子さんから「あなたに先立たれたら、私は住む場所さえなくなるかもしれない。愛情があるなら、形で残してほしい」と言われたのだ。

 

幸三さんにすれば、自分は年下の後妻よりも早く死んでいく身。彼女のためならばと、「由紀子に2000万円の自宅を、その息子にも1000万円の現金を相続させる」という遺言書を残した。その時点では、遺言書が「争続」の種になるとは考えてもいなかった。

ところが—。

幸三さんの死後、この遺言書に対して、前妻との間にもうけた長男が「不公平だ!」と激怒。由紀子さんとその連れ子を相手取って、訴訟を起こした。長男は法定相続人である自分に最低限保証される「遺留分」として375万円の遺産を主張し、骨肉の争いに発展してしまった。

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