定年後、自宅を売って1200万円で「地方へ引っ越した」男性の「ヤバすぎる末路」

まさかこんなことになるとは…
週刊現代 プロフィール

「気候が合わずに体力を消耗して、外に出るのが億劫になってしまう。バスや電車などの公共交通機関が貧弱で、ちょっとした買い物に出かけるにも時間がかかる。こうした理由から、移住後に外出の機会が減ってゆき、知らず知らず老け込んでゆく人が多いのです」

縁もゆかりもない場所に移り住めば、新しい街で見聞を広げ、新しい知り合いと人間関係を築く必要がある。それは、全精力を奪われかねない大仕事だ。

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「65歳を過ぎれば、たいていの人は耳と目が衰えてきます。そうなると、新しく知り合った人と話すのも、新聞やスマホで情報収集するのも億劫になってしまう。やがて好奇心をなくして、地域に馴染むための努力もできなくなってしまいます。

ようやく慣れて、友達ができた時にはもう80歳が見えてくる。環境への適応力が、若い頃と比べてはるかに衰えていることを自覚しておくべきです」(前出・大久保氏)

何十年も住み慣れたわが家を離れると、それまで培ってきたご近所さんとの関係や、かかりつけの医師との関係、土地勘といった「目に見えない資産」もご破産となる。「ゼロからの再出発」に耐えられる人は、そう多くはないのだ。

「介護引越し難民」になる可能性も

老人ホームならスタッフが世話をしてくれるし、面倒なことはしなくていいから、心配ないだろう。そう考えて早くから施設への入居を決め、後悔する人も後を絶たない。

「自分で身の回りのことをできる間はまだいいですが、問題は途中で介護が必要になったときです。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)や住宅型有料老人ホームの場合、月々の室料は安い一方で、要介護状態になれば別料金で外部の介護サービスを受けなければならないこともあり、費用がハネ上がります。

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