ソフトバンク新社長、東大卒だらけの中から選ばれたのは、「偏差値35の花園大卒、しかも文系」

週刊現代 プロフィール

ハンデはあるのか

時の人となった槙野氏だが、宮川氏と同様に、経歴による「ハンデ」を感じていたという。

「カカクコムを創業したとき、周りの経営者仲間たちの学歴の高さに驚いたことを覚えています。

彼らの学生時代の友人もまた一流企業などに就職しているので、ネットワークの広さが僕とはぜんぜん違いましたね。彼らは、それこそ一流企業にいる友人に一声かけただけで、事業計画が進むこともある。そこはかなりハンデを感じていました。

僕が他の経営者と比べて勝っていたのは、仮説のセンスじゃないかと思います。

ビジネスって、『いまこんなサービスが欲しいとみんな思ってるんじゃないか』など、仮説を立て、それを実践していくことの繰り返しだと思うんです。その仮説の立て方については、センスがあったのではないかと思います」(槙野氏)

 

カカクコムは躍進を続けたが、学生時代から「5億円稼いだら引退する」と宣言していた槙野氏は、'01年にカカクコムを売却。同社は現在、時価総額6000億円を超えている。

一時は悠々自適の生活を送っていたが、'14年に美容室『ALBUM』を創業。現在は計7店舗を展開、EC事業もスタートさせるなど、新しい世界で活躍している。

「着実に結果は出ていますが、ゆくゆくは資産1000億円を目指すという目標でやっています。その資産で何か日本全体にとってプラスになることをしたいと思っているんです。それまでは、カカクコムのときと同じように、朝から晩まで働きます。

僕は学歴というのは、車でいえばエンジンだと思うんです。エンジンの排気量が大きければ、確かにレースをするときに有利ですが、同時にタイヤの性能や、シャーシ(枠組み)、そしてそれらのバランスも同じぐらい大切なんじゃないかと思います」(槙野氏)

編集部からのお知らせ!

関連記事