長男問題、会見先送り…「菅政権の終焉」がいよいよ現実味を帯びてきた

「俺は総理のガラじゃない」
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この件を国会で野党から追及された菅は、「(長男は)べちゅ、別人格ですから!」などと色をなして反論したが、これも世論の反発以上に、与党内で不興を買ってしまったという。

自民党ベテラン議員がこう嘆息する。

「長男は関係ない、と否定せざるを得ないのは分かる。だが、息子を『別人格』と言い放ち、『会ってもいない』と切り離したところに、菅総理の暗さ、温かみの無さを感じた同僚議員も多い。

せめて、『コロナのせいで、会いたくても会えていないんです』くらいのことを言えば、多少は国民が受ける印象も変わっただろう。だが菅総理には、そうした柔軟性や政治センスもない」

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自助などと言って、困窮する国民に自己責任を強いておきながら、息子には「コネ」で美味しい思いをさせていたのだ。猛反省してもそれで済む問題ではないが、スキャンダル発覚後、菅が実施したのはまたも根暗な「犯人捜し」である。

「いまや唯一の側近となった和泉洋人首相補佐官に命じて、総務省から誰が情報を漏らしたのか、裏切り者を特定しようとしている。しかし、国交省出の和泉をいくら走らせても、総務省内での犯人捜しなどできっこない」(前出・官邸関係者)

自分や息子の不始末を真摯に釈明するわけでもなく、人間不信に陥った菅は、ますます独り言や愚痴が増え、一人で焦って迷走しているという。

「ワクチン接種の段取りが想定以上に難航しており、総理は焦燥感を強めています。以前は一日に2〜3回、河野(太郎)ワクチン担当相に電話をかけて『早くしろ』とせっついていましたが、今は一日に5〜6回は電話している。

2月中旬以降、なんとか1万人分のワクチン接種が開始できそうですが、最初に打つ予定の医療従事者だけで約370万人おり、まるで足りません。

一方、河野さんの裏で存在感が薄れた加藤(勝信)官房長官に、菅さんは不満を抱いている。加藤さんは『総理を支える立場なので、自分の気配を消すのが仕事だ』などと言っていましたが、『だからと言って、本当に消えてどうする』と、やる気を見せない加藤さんに憤慨しているのです」(別の官邸スタッフ)

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