長男問題、会見先送り…「菅政権の終焉」がいよいよ現実味を帯びてきた

「俺は総理のガラじゃない」
週刊現代 プロフィール

「菅さんは、いよいよ疲れ切っているんです」

そう話すのは、官邸内の様子に詳しい関係者の一人である。

「現在、通常国会が開幕中ですが、連日の予算委員会などでのやり取りで、菅さんは疲労困憊して、官邸に戻るとしばらくソファでぐったりしている。2月5日には、答弁書を執務室に忘れて答弁に詰まってしまい、事務方が慌てる一幕もありました。

その上、最近は執務室に入る際、周囲にいる人間をぎょろりと睨むような仕草をするようになった。孤立感を深め、一人きりで執務室にこもる時間が増えています」

 

憔悴のためか、食も細くなっているという。

「総理は、昼になるとステーキ弁当など、精が付くものをよく注文して食べているのですが、以前は完食していたのに、このところは残してしまうことが多いそうです。近くで見ると一回り小さくなったようにも見える。このままでは倒れるのではないか、という心配の声も上がっています」(官邸スタッフの一人)

涙ぐましい努力を重ねて

暗い、陰気だ、顔を見ると滅入る—。そうした厳しい世論は、菅自身が百も承知している。そのため、菅は菅なりに、必死で負のイメージを払拭しようとしてきた。だが、うまくいかない。

二階派幹部の一人は、「菅総理は、実に涙ぐましい努力を続けている」として、こう語る。

「1月18日に行われた施政方針演説に、総理はすべてを懸けていた。直前の週末、総理は議員宿舎の自室から一歩も外へ出ず、2日間引きこもって演説の練習をひたすら続けた。緊急事態宣言の対象地域について、『福岡』を『静岡』と言ってしまったり、菅総理と言えば言い間違いというイメージが定着している。施政方針演説では、そうした間違いが起きないよう、全身全霊を傾けた」

血のにじむような猛特訓の結果、いざ本番の施政方針演説は、以下のような顛末に至る。

〈施政方針参院で言い直す場面も〉

〈衆院本会議ではほぼ原稿通り読み上げたが、その後の参院本会議では、新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言をめぐり、「徹底的な対策」というべきところを「限定的な対策」、35人学級について「小学校」と言うべきところを「小中学校」と口にし、言い直す場面もあった〉(「朝日新聞」1月19日付)

努力は、まったく報われなかったのである。

前出・二階派幹部は、無念さを滲ませながら、こう続けた。

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