天国と地獄、オー!マイ・ボス!、俺の話…今期冬ドラマ「中毒的な面白さ」の秘密

高堀 冬彦 プロフィール

やきもきするが、引き付けられる

■TBS『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』19.4%(世帯視聴率は10.8%)

主人公・奈未(上白石萌音、23)の上京物語とお仕事物語、そして恋愛物語がオールインワンされた欲張りドラマ。子犬ちゃんキャラの潤之介(玉森裕太、30)との恋はうまくいきそうでいかないから、見る側をやきもきさせる。だから引き付けられる。キュンキュン系ではなく、じらし系だ。

TBS『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』HPより
 

2月22日の第7話は2人の抱擁で終わったものの、潤之介を好きな理緒(倉科カナ、33)の病が深刻だったら、どうなるか分からない。やさしい潤之介クンだから、心が揺れ動きそう。

奈未はドジでおっちょこちょいだが、憎めない。どこかで見たおぼえがある。同じ上白石が昨年演じた『恋はつづくよどこまでも』(TBS)の新人看護師・七瀬ではない。もっと前のことだ。

そうだ、『スチュワーデス物語』(同、1983) の訓練生・千秋(堀ちえみ、54)である。千秋もドジでノロマな亀だったものの、憎めなかった。時代を問わず通じる愛されキャラなのだろう。

ただし、嫌味なく演じられる役者は少ない。ヘタをすると、単に迷惑な人になってしまう。目下のところ上白石がこのキャラのエキスパートだ。

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