人生と切っても切り離せないのが「お金」。「人生を豊かにしてくれるなくてはならないもの」であると感じている人から、「人生を不幸にする卑しいもの」と感じている人まで、お金に対する価値観は人それぞれですが、いずれにしても人はお金と無縁では生きられません。

私たちが、朝起きてエアコンをつけるのも、テレビを観るのも、シャワーを浴びるのも、電車に乗って職場や学校に行くのも、すべて「お金」とどこかで関係しているのですから。

それにも関わらず、日本人の多くは、学校でお金との正しい付き合い方をしっかりと教わることなく、社会に出ています。これは30年前も今も、さほど変わりがありません。では、どうやってお金との付き合い方を学んでいるのか。その多くは「親の教え」と「経験」です。

Photo by iStock
-AD-

ですから、子どもにどんな「お金」教育をするのかは、とても大事です。学校の勉強を頑張るのが「将来」のためだとしたら、お金について勉強をすることもそれと同じくらい「将来」のために大事。そんな想いから、私自身、子どものお金教育を行う金融学習協会で、長年にわたって理事を務めています。

子どもの「お金」教育について考えていく前に、まずは実際の子どもたちの「お金」事情を見てみましょう。

子どもたちの「お金」事情(1)小学生

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」によると、小学生低学年では72.9%、小学校中学年では73.0%、小学校高学年では73.2%と、小学生全体で7割超の子どもがお小遣いをもらっています。