# フランス

フランス人の「教育」、じつは日本とここまで「違って」いた…!

学校も、進学も、教育費も
横川 由理 プロフィール

卒業試験「バカロレア」

全国平均では、約60%の学生が普通高校に進み、残りの40%が職業高校に進むそうです。

もちろん、高校も学区制ですから居住地によっては、どんなに成績が優秀でも名門校に行くことはできません。フランスでは生活(収入)のレベルによって住む場所が異なり、同じ公立学校でも大きな格差が生じてしまいます。

日本と同じように私立学校もあります。補助金制度がしっかりしているため日本のようにお金持ちだけが通うという印象はありません。フランスは移民が多い国ですから、公立学校にはフランス語を話せない人たちもたくさん通ってきます。こんな理由から、最近では私立校の人気が高くなり、幼稚園から私立校を選ぶ人も増えてきました。

もちろん、私立校でも入試はありませんし、中学校の成績で入学の可否が決まりますが、公立のように学校が居住地に限定されることはありません。

 

無事に高等学校に進学できても、義務教育ではありませんから、成績が悪いと容赦なく留年する生活が待っています。なんとか無事に3年間のカリキュラムを乗り切ると、いよいよ「バカロレア」試験です。バカロレアは高校卒業資格だと思ってください。

バカロレアに受からなければ、高校の卒業資格を得ることはできません。合格率は80%くらいでしょうか。残り20%の人は、もう一度3年生をやり直します。

バカロレアは論述式、あるいは口頭試問ですから、日本のように暗記だけでは対応することはまず無理でしょう。択一の問題は一切ありません。論理的な文章で自分の考え方を伝達する技術が問われるのです。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/