# フランス

フランス人の「教育」、じつは日本とここまで「違って」いた…!

学校も、進学も、教育費も
横川 由理 プロフィール

「普通高校」の狭き門

公立の幼稚園や学校は、住んでいる場所によって入学するところが決まり、入試による選別はありません。基本的に学校によるレベルの格差はないのですが、飛びぬけて成績がよい子は学区を越境して、公立の進学校に通う方法も残されています。ただし、ちょっとくらい成績がよくても認められません。

無事に義務教育を修了すると、次は高等学校に進学します。日本と異なりフランスには高校の入学試験がありません。ということは、「誰でも高校に行けるの?」と思われるかもしれませんが、いえいえ、高校に進めるかどうかは中学校の成績次第で決まります。

高校には、「普通高校」と「職業高校」の2種類があります。普通高校に行けるかどうかは、中学校の内申で決まり、おおむね、全教科の平均が20点満点中10点を目安にしています。

普段からの成績が大切 photo/iStock
 

成績が悪いと容赦なく、「職業高校にしなさい」と面接で言い渡されます。たとえ進路希望届に普通高校を選んだとしても、学校に拒否されてしまうでしょう。

どんなに「高校生になったら、心を入れ替えて勉強します」と懇願してもあとの祭り。フランスでは15歳で将来が決まってしまうわけです。リベンジできない、厳しい世界だといえるでしょう。職業高校は中学校までの成績不振のため進学コースに行く可能性を絶たれ、卒業後の就業も困難であることが大きな問題となっています。

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