今や、男女の出会いの主流となった「マッチングアプリ」。

スマホ一つで相手を探せるという利便性は、出会い方だけでなく男女関係そのものにも大きな変化をもたらしたようです。

現実は小説より奇なり。当連載では欲望渦巻くマッチングアプリの「リアル」を徹底取材しました。

今週は、「マッチングアプリ依存症」の男と付き合ってしまった独身女性の告白です。

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「オンライン」でしか生きられない男

【プロフィール】
名前:玲美(仮名)
年齢:30歳
職業:エンタメ系企業勤務
ステータス:独身
マッチングアプリ使用歴:約1年

「マッチングアプリが便利なことは重々承知ですけど……」

玲美は溜息混じりに語り始めた。

童顔の可愛らしい顔立ちに、小柄で華奢な身体つき。

すでに春を纏うようなラベンダー色のブラウスは色白の玲美の華やかな雰囲気に似合っているが、その表情は曇っている。

「コロナが流行り始めて、飲み会はもちろん、人と会う機会も激減しました。一人暮らしは本当に孤独なのでアプリには私もすごくお世話になりました。でも……」

玲美はさらに眉間にシワを寄せ顔を歪める。

「マッチングアプリがあまりに流行りすぎて、中には“オンライン上”でしか生きられなくなってるような人もいるんですよ。その辺は気をつけた方が良いと思います……」

そして彼女はもう一度、大きな溜息を吐いた。