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知らないとヤバい?「セキュリティ業界の常識」を覆した「クラウドストライク」のすごさ

山本 康正 プロフィール

1分でウイルスを検知、10分で調査。60分で封じ込める

クラウドストライクの創業者は、アンチウイルスソフトを開発・販売しているMcAfee(マカフィー)でCTO(最高技術責任者)まで務めたエンジニアです。おそらくMcAfee 時代に、従来のセキュリティ手法では限界があることに気づいたのでしょう。そこでゼロから新しい仕組みを構築しようと。まさに、業界の壁を越えたわけです。

リモートワークの台頭もあり、クラウドストライクは瞬く間に広まりました。アメリカでは従来のセキュリティソフトを利用していた多くの人が、クラウドストライクのサービスに乗り換えていて、特にリモートワークの使用が多い企業などでは顕著で、2018年には上場。

2021年2月現在の時価総額は約5兆円で、ログ情報を収集するスタートアップHumioを約200億円で買収しています。特に今回の新型コロナウイルスの影響で、さらに企業価値は高まっています。

日本にも進出していて、竹中工務店やバンダイナムコといった大手企業での導入が進んでいます。

 

クラウドストライクは、ウイルス対策のスピード概念も覆しました。同社のサービスを導入すれば、わずか1日で検知から対処までできる「1-10-60ルール」というガイドラインです。同ルールによれば、クラウドストライクのサービスは1分でウイルスを検知し、10分で調査。60分で封じ込めます。

これからのセキュリティのトレンドは、間違いなくクラウドであり、クラウドストライクがリードしていきます。

ただセキュリティというのは、ハッカーとのイタチごっこです。そのため今はクラウドストライクが台頭していますが、この先どのような新しいサービスが生まれるのか、2025年から先の未来でどうなっているかは、私にも想像がつきません。

ただクラウドストライクはこのような業界の特徴も十分理解していて、今まさに、クラウドを活用したセキュリティプロセスの自動化に取り組んでいます。つまりこの先もまだまだ壁を越えようとしているのです。

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