ビットコイン「爆上げ」のウラで、いまカナダで起きている「すごい現実」

まだまだ価格高騰する…のか?
砂川 洋介 プロフィール

サプライズの承認

ビットコインのETFは、2017年辺りから米国や欧州で話が出ては当局が承認せずに終わる泡沫的なテーマの位置付けだった。高いテーマ性を持ち合わせるものの、今回も当局はOKを出さないだろうと考えられていた。

ところがこの2月、カナダでビットコインETFがトロント証券取引所(TSX)に上場を果たし取引を開始。TSXでは、2月18日に「BTCC」、19日に「EBIT」の2本のビットコインETFがそれぞれ上場し、BTCCの初日の取引は1億ドルを超える盛況ぶりだった。

ビットコイン投資のすそ野が広がってきた photo/gettyimages
 

実は、TSXは1990年に「TIPS35」というETFを世界で初めて上場させた歴史がある。

ビットコインに興味はあり投資をしてみたいが、暗号資産交換所にアカウントを開けるのは、ハッキングの危険性があるので怖いと考えていた個人投資家や、ビットコイン投資は社内規定でできないがETFなら可能といった機関投資家などが、ビットコインETFに投資をしていくことになるだろう。

ETFという金融商品が加わったことで、ビットコイン投資の層はより広がったと考えられるのである。

また、この領域でTSXはNY証券取引所や東京証券取引所など他の取引所の一歩先にいったことになる。今後、米国や日本、欧州が追随するか非常に注目されよう。

特に規制当局である証券取引委員会(SEC)が申請を却下し続けていることから、米国の動きには注目だ。

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