月収3万円に…コロナショックで“28歳非正規女性”が直面した「理不尽すぎる現実」

小林 美希 プロフィール

小学校休業等対応助成金とは休業補償のひとつで、小学校や保育園、幼稚園などが臨時休業した場合ことで働けなくなった親のため、約1年前に創設された。同助成金は、(1)小学校や保育園などが臨時休業した場合に、自治体や保育園などから利用を控えるよう依頼があった場合、(2)子どもがコロナに感染または感染の恐れがあって小学校等を休む必要があった場合、を対象として、子どもをみるため保護者が仕事を休んだ時に休業補償を受けられる。

企業に勤める労働者は事業者が申請し、フリーランスは個人申請となる。日額1万5000円を上限に(2020年3月31日までの休暇分は日額8330円が上限)、対象となる労働者に支払った賃金相当額の100%が助成される。ただ、会社側が労働基準法の年次有給休暇以外の特別有給休暇を取得させるという要件を満たす必要があるため、それがネックとなって申請されないケースが目立っている。

小夏さんは、会社に助成金を使って賃金補償してはもらえないかと聞いてみたものの、返ってきた答えは「出勤した社員から、『休んでいるのに補償がもらえるのはズルい』という声があるから使えない」だった。 

 

「会社が大手だから安心できると思ったのに」と、腑に落ちない小夏さんは、店長やエリアマネジャーにも継続的に相談したが、「不公平という声がある」「テナントに入っているビル自体が閉館したから休業せざるを得ず、会社の責任ではない」という。会社の労務・人事の部署に確認しても、会社側の答えは「会社として助成金は使わない方針」だった。

そのうち、「私が休業補償をお願いしていることを不公平だと、誰かが言っているのだろうか」という不信感に襲われた。そのストレスから持病のアレルギーが悪化し、働いている間に蕁麻疹が出て息苦しくなり、激しい腹痛が起こった。アレルギーの専門医からは心療内科の受診を勧められた。

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