文在寅政権の大誤算…韓国経済で「リーマン超え」の「衝撃的な数字」が出ていた…!

高安 雄一 プロフィール

そして次に上昇幅が大きかったのが60歳以上であり、同時期に5.6%から6.2%と0.6%ポイントの上昇幅となっている。つまり若年層と高齢層において失業率が高まったことがわかる。

若年層については、飲食・宿泊業や卸・小売業で働く者が少なくない。よってこれら産業で1月に大きく就業者数が減少してしまったため、働き口を失う若年層が多く発生し、若年層の失業率が高まった。

また高齢層については、政府支援働き口事業を通じて雇用される者が少なくなく、1月はこの事業による雇用が一時的に消えたため高齢層の失業率が高まった。つまり高齢層の失業率上昇は一時的なものであるが、若年層の失業率上昇はそのまま続く可能性が高い。

 

失業率は経済指標であるが政治的な指標でもある。これが上昇してしまうと国民の雇用に対する不安感が増し、国民が政府を支持しなくなる。よってどの国の政権も失業率の動きには神経をとがらせる。

韓国ではこの1月の失業率が5%を大きく超えて、改めて雇用状況の悪さが浮き彫りとなった。上昇幅のある程度の部分は財政支援働き口事業が端境期となったことによる一時的な影響で説明できる。

しかし、コロナウィルス感染拡大第3波で上昇した部分も小さくなく、その影響は若年層に出ている。失業率の急上昇により文在寅政権の経済運営にはますます厳しい目が向けられることが予想される。

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