紗倉まなさん(左)と峰なゆかさん〔PHOTO〕福本邦洋

「潮は、ほぼ尿」と言ったら叱られた…峰なゆかと紗倉まなが語る、AV業界の裏側

AV業界の実態を描いた漫画『AV女優ちゃん』(扶桑社)が、その赤裸々すぎる内容で話題を呼んでいる。作者は、ドラマ化もされた人気漫画『アラサーちゃん 無修正』(同上)で知られる漫画家の峰なゆかさん。2000年代にAV女優として活動していた自身の経験をもとにした半自伝的作品となっている。

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AVはファンタジーだとわかっていても、そこにリアルを見てしまう男性は少なくない。そんな男たちの幻想に、AV女優はどう向き合っているのか。峰さんと、現役のAV女優であり、小説家としても注目されている紗倉まなさんの二人が、「AV女優の本音」を明かしてくれた。

紗倉まなさん(左)と峰なゆかさん

(構成:アケミン 写真:福本邦洋)

 

現役女優からは「批判されると思ってた」

峰なゆか(以下、峰):漫画『AV女優ちゃん』は、現役の女優さんからは怒られたり、批判されるだろうなと思っていました。

紗倉まな(以下、紗倉):え!? 私としては、普段、自分では言いづらかったことを峰さんが的確に表現してくれていたので「みんな、思っていることは一緒なんだな〜」と楽しく読んでいたんですけど……。実際に批判めいた声もあるんですか?

峰:ありますね〜、よくあるのが「潮吹き」問題。もちろん本当に潮を吹いている人もいる一方で、超大量に噴射するシーンでは、ホースみたいな小道具を使うこともあるじゃないですか。でもそれを言うと結構、怒られますね。

紗倉:「AVは、あくまでファンタジーとして見てるのに、あえて舞台裏を明かすな」ということですかね。実は私にも似たような経験がありますね。はじめて撮影で潮吹きをしたとき、めちゃめちゃオロナミンCを飲んで現場に行ったんです。そうしたら、白い絨毯にオロナミンC色の液体が飛び散っていて……。後日そのエピソードを絡めて、「潮は、ほぼ尿ですよ」と言ったら、別の女優さんに「そんなこと言うべきじゃない!」と叱られたことがありまして。

峰:きっとその女優さんからしたら、「うちらの商売の邪魔すんな!」という気持ちなんでしょうね。でも実際のところ、紗倉さんが「私の潮は、オロナミンCでした」って言ったところで、その女優さんのギャラが下がることはないわけで(笑)。同じように私がこの漫画で、AV業界について色々と描いたからといって、「AVってファンタジーだから見るの、や〜めた!」と言う人なんていないだろうし、業界の売り上げだって変わらないと思うんですよ。

紗倉:まさに。きっとそれは各々の「正義ゆえの圧」なんでしょうね。「私はこういうスタンスが正しいと思ってやってるのに、なんで!」って。峰さんは、そういう意見を目にしたとき、傷つくタイプですか?

峰:申し訳ないとは思いますが、傷つかないですね。だから正義を押し付けられたところで、「描くのをやめます」ともならないです。

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