提供:リクルートスタッフィング

「自分らしい働き方」とはなんでしょうか? 1つの仕事でバリバリ働きたい人、副業をしながらマルチに働きたい人、自分のペースを大切にした働き方を選ぶ人。世間一般的にテレワークが普及してきている今、自分が願う働き方の選択肢も多様になってきています。そんなさまざまな働き方がある中で、人々はどのような思いでその道を選び、「自分らしい働き方」を見出しているのでしょうか。

時間を有効に使うためのさまざまな働き方を提案しているのキャンペーンリレーインタビュー第3回目は、結婚式の希望をすべて叶える、世界に一つだけのウェディングを提案する「CRAZY WEDDING」創業者の山川咲さん。業界に革命を起こし続ける中で、2020年3月に株式会社CRAZYからの独立と退任を発表。2023年からは教育事業での新しいチャレンジが控えています。常に新しいことに挑戦し続ける山川さんに、「自分らしい働き方」とは何か、伺いました。

写真提供/山川咲
山川咲(やまかわ・さき)
CRAZY WEDDING創設者。1983年東京生まれ。大学卒業後、ベンチャーのコンサルティング会社へ入社。退職後に単身オーストラリアへ。「意志をもって生きる人を増やしたい」と考え、2011年に業界で不可能と言われた完全オーダーメイドのウェディングブランド「CRAZY WEDDING」 を立ち上げ、2012年に株式会社CRAZYを起業した。その後、産休・育休を経てIWAI OMOTESANDOの立ち上げに携わる。2020年3月27日に株式会社CRAZYを退任し独立。同年12月にホテル&レジデンスブランド「SANU」の非常勤取締役およびCreative Boardに就任。2023年には「神山まるごと高専」クリエイティブディレクター兼理事に就任予定。著書に「幸せをつくるシゴト」(講談社)

乳がん・留学・会社員・CAを経て開業した44歳の「自分らしく時間を使う働き方」記事▶︎

人一番やる気に満ちていた就職活動

不可能と言われた完全オーダーメイドのウェディングビジネスを成功させ、ウェディング業界の風雲児と呼ばれた山川咲さん。大学卒業後、ベンチャーのコンサルティング会社を経て、自身の会社、株式会社 CRAZYを起業。

8年間携わったCRAZY WEDDINGでの思い出。写真提供/山川咲

現在は独立し、フリーのクリエイターとしてさまざまな企画、事業に参画していますが、「私は人生に対するやる気がすごいので、どのようなところで働いていても、満足しています」と言い切ります。そのやる気の背景には、人とは違う特殊な子供時代があるよう。

「フジテレビのアナウンサーだった父親が突然会社を辞め、2歳から3歳まではワゴンカーで全国を旅しながら育てられました。その後、大自然に囲まれた片田舎で、お風呂も薪で炊いて、というような生活に。

そんな環境に中学を卒業するまでいたので、常に自分はマイノリティだという感覚がありましたし、どうしたって周囲にはなじめない、というビハインドを感じていて。だから何か力をつけなければ、と思ったのと同時に、父親が自分の名前で勝負している人間だったこともあって、自分も名前で勝負したいなという意識を小学生ごろから抱くようになったんです。

……という、親の特殊な環境が私のやる気の大前提。だから就職活動も、多分大学で一番くらい張り切っていました。やるからには自分が一番活躍できて、かつ人生に影響のある仕事をしたい!と思って活動していたので、企業から見たらいい人材だったと思います(笑)」

いくつかの会社から内定をもらった山川さんですが、その中から、当時では一番無名に近かったベンチャーのコンサルティング会社を就職先に選びます。

「まだ起業して20年ぐらいの中小企業だったんですけど、採用のときにめちゃくちゃぶっ飛んでいて魅力的な先輩に出会って。私はその先輩に付いて働きたかったので、『希望を聞いてくれるなら御社に就職します』と交渉したんです。

他の会社とも交渉したんですけど、確約してくれたのがこの会社だけだった。今思えば相当強気ですよね(笑)。それまでびくびくしていたのですが、いくつか内定が出ると『いけるな、交渉権あるな』と思って。

おかげで入社してから丸3年、先輩と同じ新卒採用チームで思いっきり働けました。もう本当に、自分がやりたいと思うプロジェクトは全部やりましたね。『それはダメ』って言われたら、仕事以外の時間で主体的にやっていたし。22時まで働いて、その後明け方4時ぐらいまでそのダメと言われたプロジェクトをやって、帰宅してシャワーを浴びて仮眠をとってまた会社に行く、みたいな。

入社してから2年ぐらいは、ずっとそんな生活を送っていました。業務外の仕事なので、職場の先輩を巻き込んでは『ホントすいません、やってください』とお願いしては、『お前の仕事の仕方、あり得ないから!』とか言われて。泣いて謝りながらやっていました。

そんなふうに私は住めば都タイプで、その場その場で『自分には何ができるんだろうか』と探して一生懸命やるし、周囲も巻き込んでしまう人間なので、どこにいても満足できる。だから会社員時代も、本当に楽しかったです」