1400年の歴史、世界最古の会社が日本に存在している…!

継続性をもたらすこの国の特質を知れ
大原 浩 プロフィール

信頼は長年の付き合いで培われる

よく日本の文化的基盤と関係あるものとして「島国」という地理的条件があげられる。その反対は、米国などの「大陸」文化である。

例えば、「大陸国家」では地続きで国土が広がっているから、何か問題が起こっても、別の場所に移動すればよい。米国は、そもそも東から西に大移動し「フロンティア」を広げてきた国である。

このような「大陸」文化圏では「見ず知らずの赤の他人の中で暮らし、その赤の他人の中で成功」するのが標準である。だから、TEDトークや、プレゼンの技術、スピーチの才能など、「赤の他人にもすぐにわかる『包装紙や外箱を磨く技術』が高度に発達する。

それに対して、日本は島国で、同じ人々と顔を突き合わせて暮らさなければならなかった。旧知の人々に対して「外箱や包装紙を磨いてプレゼン」しても「おまえは、本当はそんな奴じゃないだろ?」と嘲笑されるのが関の山である。

だから、日本では「包装紙や外箱よりも中身を磨く」ことと「信頼できる人々と長期にわたる関係を維持する」ことが重要視されるのである。詳しくは1月4日の記事「コロナ危機で、じつは日本企業で『終身雇用』が大復活するかもしれない『意外なワケ』」の4ページ目「日本人が口下手なのは中身が濃いからだ」を参照いただきたい。

 

日本人のキャラクターは「たまごのように殻は固いが、中はとても柔らかい」と言われるが、人間の付き合いを長期的に考えているから「最初の入り口は巨大な鋼鉄製のドアであっても、一度そこをくぐり抜ければ『最良の友』として末永く付き合う」のである。

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