1400年の歴史、世界最古の会社が日本に存在している…!

継続性をもたらすこの国の特質を知れ
大原 浩 プロフィール

オセロ型社会と水に流す文化

2018年11月11日の記事「『日本は変われない』という思い込みが本物の停滞を招いている」2ページ目で述べたように、日本は危機において「国民が一丸となって爆速で変化できる国」である。

明治維新の「錦の御旗」は見事に流れを変えたが、終戦後の日本人の変貌ぶりを私は「鬼畜米英からギブ・ミー・チョコレート」と呼んでいる。決して否定的な意味ではない。

日本人が危機において急速に変化するのは「君子豹変する」とも表現できる。さらには、その根底には「人事を尽くして天命を待つ」という思想がある。

昨年5月4日の記事「コロナで『潰れる人、潰れない人』の違いは、意外なところにあった…!」で「神様、私に変えられるものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる冷静さをどうかお与えください」という言葉を解説した。

ひとたび「人事」を離れて「天命」となれば、「変えられるものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる冷静さ」を多数の国民が手に入れるということだ。

だから、危機における日本社会はまるで「たった1手でオセロの盤面が黒から白に激変する」かのように変化するのだ。

また、そのためには日本の「水に流す」文化も重要だ。2月16日の記事「リンカーンやワシントンを尊敬してはいけない国になったアメリカ」で述べたように、過去の歴史をしつこく掘り返し、自分に都合よく改竄したうえで政争の道具にする人々は日本の近隣の国々にもうんざりするほどいるが、日本はそれらの国々とは一線を画す。

 

危機がやってくれば「過去のわだかまりは『水に流して』、みんなで一致協力して頑張る」ことができるのが日本の強みである。

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