武尊vs那須川天心「世紀の一戦」…簡単には実現できない両陣営の裏事情

2月、3月に2人を待ち受ける難関とは
橋本 宗洋 プロフィール

2人が次の試合に勝つこと。対戦の時期、会場、コロナ禍にオリンピック、全体のマッチメイクに放送の問題。「今は分からないこと」、「これから決めなくてはいけないこと」がこれだけ存在するのだ。繰り返すが両陣営とも実現には前向き。しかし具体的にはまだ何も決まっていない。それが現状だろう。

2月10日、K-1の年間表彰イベント『K-1 AWARDS 2020』が開催された。武尊はここでベストKO賞を受賞している。授賞式の後にはマスコミ向けの囲み取材も実施されたが、そこで武尊に最初に飛んだ質問が、那須川戦への思いについてだった。

KO賞を受賞した昨年3月の試合についてでも次のレオナ戦でもなく、いきなり那須川戦。そこに最大の興味があるのは分かるのだが、それにしても急ぎすぎだと言わざるを得ない。実際、武尊はその質問にこう答えている。

「僕の思いとしては大晦日に言ったことがすべてです。3月28日のタイトルマッチに勝たないと次はないと思ってるので。目の前の試合に集中して。それが終わって、正式に決まったら僕の口からしっかり伝えようと思います。今は3月の試合に注目してもらえたら嬉しいです」

 

話題になるのはありがたい。注目が集まるのは嬉しい。「この試合(那須川戦)は格闘技界がもっともっと大きくなるためのもの」だとも語った。ただ深く言及するのは今ではないと武尊は考えている。

「目の前の試合に全集中しないと、みんなが期待してくれる試合も実現できない。週刊誌やネットニュースにいろんな記事が出てますけど、僕や天心選手の言葉を信じてほしい」

「武尊vs那須川」の実現に期待する人ほど、2月28日の那須川vs志朗戦、3月28日の武尊vsレオナ戦を見たほうがいい。この厳しい試合を乗り越えた時、両者の魅力、そしてドリームマッチの価値と実現性が今まで以上に高まるからだ。

編集部からのお知らせ!

関連記事