武尊vs那須川天心「世紀の一戦」…簡単には実現できない両陣営の裏事情

2月、3月に2人を待ち受ける難関とは
橋本 宗洋 プロフィール

一方、武尊は3月28日のK-1日本武道館大会で、スーパー・フェザー級タイトルの防衛戦がある。彼に挑むのは、K-1の系列イベントKrushのチャンピオンであるレオナ・ペタス。重いパンチが持ち味で、武尊が苦戦した村越優汰をKOするなど勢いに乗っている。攻撃力は武尊と互角と言ってよく、長いリーチがもたらす“制空権”の大きさは脅威だ。

志朗もレオナも、決して簡単な相手ではない。むしろ那須川と武尊のキャリアにおいて最強レベルの難敵だ。ある格闘家は「どっちかが負ける可能性だって十分あると思いますよ。特にレオナはヤバい相手です」と言った。

武尊と次の対戦相手レオナ・ぺタス(筆者撮影)
 

どうすれば念願のスーパーマッチが現実となるのか。第一条件は、2人がレオナと志朗との大一番に勝つことだ。そして繰り返すが、それは簡単なことではない。勝ったとしても、試合中にケガをする可能性もある。つまりお互いが万全な状態で対戦できるまでに必要な休養や治療の期間がどれくらいか、現時点ではまったく分からないわけだ。

昨年大晦日の時点では、RIZINの榊原信行CEOは「実現できたとしてオリンピック前とか」と対戦時期の目安を語っていた。ただこの時は武尊vsレオナ戦が1月24日に予定されていたのだが、大会自体が3月28日にスライドした。その分、武尊vs那須川戦が実現する時期も後ろにずれる。

乗り越えるべきハードルはいくつも

スーパーマッチの会場は当然、スタジアム級になるだろう。そこで問題になるのがコロナ禍とオリンピックだ。現在、イベントの収容人数は会場キャパシティの半分以下かつ5000人までとされている。

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