渋沢栄一が関わった企業171社、時価総額を合計したら一体いくら?

JR東日本から電通、東京ガスまで
現代ビジネス編集部

マスコミ・広告会社も…

その他の分野の企業
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渋沢栄一記念財団のホームページにて、旧植民地の企業をまとめた「対外事業」と、それ以外の「社会公共事業」の中から、現在後継の企業が株式会社として上場しているものを「その他」としてまとめた。

目を引くのは、電通グループと博報堂DYホールディングスという、二大広告代理店がリストアップされていること。もともと三井物産の機関紙的な役割を果たしていた中外物価新報にも援助しており、現在はテレビ東京系列の日本経済新聞として存続している。

これら6社の時価総額を合計すると約2兆1600億円。そのうち半分以上を電通グループが占めており、圧倒的な存在感を放つ。

上場していない、あるいは企業ではないため、今回の集計には含んでいない団体も多い。有名なものを列挙すると、毎日新聞や共同通信や時事通信、一橋大学に法政大学、日本赤十字社、さらには明治神宮と東京都の誕生にも関与していた。もはや日常生活において、渋沢栄一と無関係に生きていくほうが難しいのではないだろうか。

合計は、なんと約90兆円!

ここまで、渋沢栄一が設立に関係した171社の後継である企業の現状を見てきた。これまでに挙げた企業すべての時価総額を合計すると、「89兆7461億1530万8653円」になる。

171社の時価総額合計
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約90兆円と言われてもピンとこないが、東京都の県内総生産が約100兆円程度。つまり渋沢栄一は、東京に匹敵するほどの富のルーツに関与していたことになる。

171社のうち時価総額トップ10社
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また分類を越えて、現在の時価総額トップ10のランキングを作成すると、このようになった。やはり各業界でトップクラスに位置する名の知れた大企業ばかりが並び、渋沢の影響力の大きさを感じざるを得ない。あらためて「日本の資本主義の父」という呼称が、決して誇張ではないことがわかるだろう。

なお今回リストアップした企業の株は、どれも市場で実際に買うことができる。大河ドラマの放送を機に、この中から興味を持った「渋沢銘柄」を買ってみるのも一つの楽しみ方ではないだろうか

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