辛酸なめ子さんが選書
お金にまつわる格言

賢人の教えや考えを参考に日々を暮らしていくことを理想にしています。彼らのお金についての格言を読んで脳にインプットすれば、金運が高まるのではないか? という期待を込めて、それらが端的にまとめられている本をセレクトしました。さすが賢人たち、お金にまつわる真理をついたものが多く、どれも読んでいると徐々に覚醒してきます。

『叶恭子の知のジュエリー12ヵ月』
叶恭子/著

常にゴージャスでファビュラスな恭子様はお金に対しては意外にも真摯で冷静なスタンス。「適正な価値」に重きをおいている恭子様の言葉に、知識を深めることが節約や貯蓄につながると教えられました。(イースト・プレス)

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』
石角完爾/著

迫害の歴史を乗り越えるうちに思考力などが向上したといわれるユダヤ人。彼らの日常生活の指針とされる「タルムード」を読み解くと、金運の秘密が見えてきます。参考になるストイックな言葉ばかりです。(集英社)

『お金儲けは「インド式」に学べ!』
野瀬大樹/著

読むと驚かされるのがインド人のメンタルの強さ。仕事はスピードを重視し、毎年賃金交渉。やりたい仕事へのアピールも忘れず、全能感も持ち合わせているとか! 日本人が参考にしたい要素がたくさん。(ビジネス社)

PROFILE
辛酸なめ子
エッセイスト
しんさん・なめこ/女性の生き方、海外セレブ、皇室等幅広いテーマで執筆。『女子校育ち』(筑摩書房)、『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)など著書多数。

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植本一子さんが選書
働くことは生きること、楽しいこと。

安定した収入を得るために正社員になって辛さを感じながら働くのも、大きな稼ぎにはならなくても自分の好きなことでお金を稼いでいくのも、どちらも間違いではないけれど、働くことやお金を稼ぐことは人生に直結しているのだから、自分なりの姿勢を見つけるのが大切。できることなら、生きることが楽しくなるような働き方をしたいものです。

『はたらかないで、たらふく食べたい-「生の負債」からの解放宣言-』
栗原康/著

アナキストである著者のエッセイ。「やりたいことをやってはいけない」と言う彼女と価値観の相違で婚約破棄になる話は、パートナーとは労働やお金の価値観をすり合わせておかなきゃと教えてくれます。(タバブックス)

『バイトやめる学校』
山下陽光/著

好きなこと、やりたいことでお金を稼ぐ暮らしを実践していて尊敬する山下さん。工夫をして動き、周りを巻き込んでいく姿に影響を受けっぱなし。楽しく働きながら暮らすことの豊かさが伝わってきます。(タバブックス)

『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』
ヤマザキOKコンピュータ/著

投資と聞くと身構えてしまうけれど、パンクスである著者が解きほぐしてくれます。好きなものを買うことが未来につながるという視点は目から鱗。そういう買い物も投資の一歩だと気づかせてくれました。(タバブックス)

PROFILE
植本一子
写真家
うえもと・いちこ/キヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞し、キャリアをスタートさせる。エッセイストとしても活躍。日々の暮らしを綴った写真集『うれしい生活』(河出書房新社)など。

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Urbanseaさんが選書
お金の魔力を知る人たち。

お金は単にものを買うだけにとどまらず、人間関係や人のあり方にまで影響を及ぼします。お金の貸し借りをするにしても、渡し方ひとつで、相手に恩義を感じさせることもあれば、屈辱を与えることもあります。また、いくらお金を持とうとも幸せを得られない人もいます。そうしたお金の機微に面白みを感じられる3冊を選びました。

『シン・浪費図鑑-悪女たちのないしょ話2-』
劇団雌猫/著

趣味に浪費する女性たちが、ただただ「好き」を語っている本。好きでお金を使うことで、この世界を自分独自の居場所に変えていく様子を覗き見していると、この世の中はこんなにもカラフルなのかと驚かされます。(小学館)

『地面師-他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団-』
森功/著

地面師についてのルポですが、本来の地主の人生の数奇さにも気づけます。お金で得られる幸せに背くかのような人生を選んだのはなぜなのか。強欲な詐欺師と対照的な人の姿にそんなことを考えてしまいます(講談社)。

『ホスト万葉集-嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ-』
手塚マキと歌舞伎町ホスト75人/著

「お金のため」と割り切れずにいる心情が詠われているのがとてもいい。好きなのが「最終日 LINE開いて文字打てず 知りすぎた君に もう頼めない」。欲望と背中合わせにある別の感情がこぼれ出たかのようです。(講談社)

PROFILE
Urbansea
ノンフィクション愛好家
あーばんしー/小学生の頃、父親が買っていた週刊誌を読んだことで、週刊誌好き、ノンフィクション本好きに。『おすすめ文庫王国』などで執筆。ツイッターにもファン多し。@urbansea


●情報は、FRaU SDGs MOOK Money発売時点のものです。
Text:Marie Takada Edit:Yuriko Kobayashi