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「韓国推し」を続ける日テレに集まる不信感…フジ炎上の二の舞となるリスクも?

若年層対策の結果…ではあるが
木村 隆志 プロフィール

フジテレビは韓国推しで首位転落

日本テレビは昨年10~12月、プライム・深夜帯の番組で放送と同時のネット配信にトライしていた。民放唯一の挑戦である上に、しかも配信先は自局系の「日テレ無料TADA!」や「Hulu」ではなく民放各局共通のプラットフォーム「TVer」。これはネット広告の収益化を進めるものであるとともに、若年層を中心にしたネットユーザーを取り込む戦略とも言えるだろう。

 

Huluを絡めたコンテンツ全般の収益化も含めて、日テレはどの局よりも貪欲にトライアルをしている。しかし、韓国エンタメはジャニーズアイドルと並んでファン以外のアンチ比率が高いことで知られ、拒絶反応を示す人も少なくない諸刃の剣。「熱心なファンがいる」のは間違いないが日本人全体の多数派ではないだけに、フィーチャーしすぎると多くの敵を作ってしまうリスクがあるジャンルだ。

それだけに、編成を手がける他局のテレビマンは、「日テレがここまでやるのは、コロナ禍で余裕がないからかな」と推察していた。日本テレビに限らず、大幅な広告収入減に悩まされるコロナ禍の今は、なりふり構ってはいられない時期であることは間違いない。

2011年、フジテレビは「嫌韓」デモに見舞われた/photo by gettyimages

かつて視聴率王者だったフジテレビが2011年、韓国推しへの批判をきっかけにその座から転落し、今なお苦しみ、もがき続けている。

当時より日韓関係が悪化している上に、国難と言えるコロナ禍の今、視聴者を甘く見てやりすぎてしまうと同じ轍を踏みかねないのではないか。ネット上には時折、「フジでやったようなデモを日テレにもやりませんか?」という物騒な声も見られるだけに、日本テレビとしては世間の風向きを見ながら慎重に推していくべきだろう。

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