3月4日の「ダイキンオーキッドレディス」から開幕する日本女子ゴルフツアー。
2020年シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、14試合しか開催されず、20年と21年が1シーズンに統合されることになった。
昨年は大会の中止が相次いだが、今年はコロナ禍であっても万全の対策の上、開催される方向で準備が進んでいる。
長丁場の戦いとはなるが、プレーする場所が確保されることは選手にとってはとてもありがたいことだろう。
渋野日向子、笹生優花のように今シーズンも“新たなスター”が誕生するのか楽しみではあるが、一方で気になるのは、日本ツアーを主戦場とする外国人選手たちの行方だ。
日本では緊急事態宣言の発令に伴って、入国制限措置が続いており、現在も在留資格を持たない新規の外国人選手には、入国が認められていない。
ただ、昨年日本でプレーし、ビザを更新していれば、現在も再入国が可能だ。入国後に14日間の自主隔離はあるものの、早めの入国で開幕には間に合う。
日本女子プロゴルフ協会のサイトで、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の出場予定選手リストを見ると、イ・ソルラ、李知姫、イ・ボミ、イ・ミニョン、ジョン・ジェウン、全美貞、黄アルム、ペ・ソンウ、ペ・ヒギョン、ユン・チェヨンら韓国人選手の名前が確認できた。
ほかにもS・ランクン(タイ)、サイ・ペイイン(台湾)、セキ・ユウティン(中国)、テレサ・ルー(台湾)の外国人選手もエントリー済のようで、人気どころの外国人選手はほとんど名を連ねている。
新型コロナの感染状況の先が読めない昨年とは違い、今年は計画的に準備を進めることができたようだ。
しかし、開幕戦にエントリーされていない選手が数名いることも分かった。