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日本人の誇り「ウォシュレット」が海外では使われない驚きの理由

知らないのは日本人だけ?

春風のような快感をお尻に恵んでくれる温水洗浄便座は、日本人の心を摑んで離さない。だが、世界で愛用しているのは日本人だけ。多くの人を虜にする優れモノが世界で広まらないのは、なぜなのか。発売中の『週刊現代』が特集する。

 

「洗いすぎ」のリスク

「ウォシュレットなどの温水洗浄便座の発祥の地はアメリカですが、現在、欧米ではまったく普及していません。温水洗浄機能を介しての感染症のリスクが指摘されているうえに、ノズルや噴出されるお湯の衛生面に問題があると指摘されているからです」(国立国際医療研究センター病院で産婦人科医を務めていた荻野満春氏)

住宅設備機器メーカー「TOTO」の大ヒット商品である「ウォシュレット」。肛門を温水で洗浄する「温水洗浄便座」という製品の代表格であり、いまや一般名詞として使われるほどだ。

業界第2位の「LIXIL」が販売する「シャワートイレ」と並び愛されてきた。内閣府の調査によると温水洗浄便座の一般世帯での設置率は'20年で80・2%。調査が始まった'92年に14・2%だった普及率は爆発的に伸長した。

温水洗浄便座は、今や日本人にとって心のふるさとと言ってもいい。紙を浪費して、手を汚さなくても尻をきれいにでき、何より人肌の温かい水が当たる際の快感と言ったら、夢見心地だ。

日本が誇る、最高のトイレアイテム、それが温水洗浄便座なのだ。

しかし、実は海外ではほとんど使われていない。旅行などで海外を訪れたことのある方は覚えがあると思うが、海外で温水洗浄便座を見つけるのは至難の業だ。

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