今や、男女の出会いの主流となった「マッチングアプリ」。

スマホ一つで相手を探せるという利便性は、出会い方だけでなく男女関係そのものにも大きな変化をもたらしたようです。

現実は小説より奇なり。当連載では欲望渦巻くマッチングアプリの「リアル」を徹底取材しました。

今週は40代の会社経営者が語る「パパ活アプリ」のリアルをお届けします。

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「パパ活アプリ」にハマったきっかけ

【プロフィール】
名前:大貫(仮名)
年齢:45歳
職業:不動産会社経営
ステータス:バツイチ独身
マッチングアプリ使用歴:1年ほど

「……パパを始めたきっかけですか? 知人からアプリを紹介されたんです。ええ、いわゆるパパ活アプリってやつです」

20時閉店が間際に迫ったカフェバーで、大貫はちょっとの躊躇も見せずに語り始めた。お酒が大好きらしく、取材中にも関わらず2杯目のウィスキーもまもなく空になりそうだ。

「みんな大っぴらに言わないだけで、使ってる奴は周りにいっぱいいますよ。経営者も医者も弁護士も、名のしれた会社のサラリーマンもね」

そういう大貫は代々続く不動産会社の経営者である。30歳を前に一度結婚したが40歳で離婚。小学生の娘は母親と暮らしており、大貫は都心のマンションで独身生活を謳歌しているらしい。

そんな中、余った時間と金でパパ活遊びを楽しんでいるのか……なんて邪推していると、大貫は見透かすような視線を向けてから意外な言葉を口にした。

「いかがわしい想像をされているかもしれないけど、僕と“彼女”はプラトニックなんですよ」