マンガ/山村 東 

弥生時代から日本に猫は存在していた?

2月22日は「にゃんにゃんにゃん」の『猫の日』だ。1987年に愛猫家の学者・文化人が構成する、猫の日実行委員会と一般社団法人ペットフード協会が『猫の日』として決定したのだという。

ちなみに、ヨーロッパ諸国にも猫を祝う『World Cat Day』という日があり、こちらは2月17日。他にも、国際的な動物愛護団体が定めた『International Cat Day』は8月8日で、どんだけ猫、愛されちゃってるの?ってぐらいいろんな国で猫の日が設定されている。

中世ヨーロッパでは、魔女狩りの犠牲になり受難の時代もあったが、熱心に働くわけでもなく、ツレナイ性格であるのに、世界中で愛される猫。なぜそんなにもヒトは猫に惹かれてしまうのか? 猫沼にハマった歴史上の人物とともに、江戸時代の猫愛を題材にした漫画『猫奥』をご紹介しよう。

中世ヨーロッパでは受難の歴史もあったが、熱心に働かずとも、長い友達の猫。なぜヒトは猫をこんなにも愛するのだろうか。photo/Getty Images

現在、私たちが愛でている猫は「イエネコ」と呼ばれるが、2007年にDNAの解析でその祖先はなんと、約13万1000年前(更新世末期)までさかのぼることがわかった。中東の砂漠(現在リビアがあるあたり)に生息していた亜種リビアヤマネコの血をひいているというのだ。

日本にやってきたのがいつか厳密にはわかっていないが、平安時代に穀物を守るために大陸から連れてこられた説が長く続いていた。ところが、2011年に長崎の壱岐島のカラカミ遺跡(約2千年前の弥生時代後期半ば)から、馬やネズミなど動物の骨がたくさん見つかった。そして、その中に猫の骨も発掘され、弥生時代にはすでに猫はいた説が浮上。韓国の同じ時代の遺跡からも猫の骨が出土していて、この時代アジア諸国に猫は生息していたともいわれている。