日本は「怖い国」だって…? ある「在日コリアン」が直面した「強烈な違和感」

ニューカマーたちの「リアル」
崔 碩栄 プロフィール

日本に来る人たちの「リアル」

今日、ニューカマーの在日たちが何をしているかといえば、彼らはインターネット電話やスマホの映像通話などを通してメディアが日本を伝えるよりも迅速に日本での「生活の声」を本国に伝えているのである。

2020年6月現在、日本にいる韓国籍43万人中、オールドカマーの在日である特別永住者は27万人で、残る約16万人は留学、ビジネス、家族滞在、永住などの資格で在留するニューカマーたちである。

オールドカマーが時間の経過にともなって母国の親族たちとの交流を失い、その文化的、政治的紐帯が稀薄なものになっているとしたら、ニューカマーの在日は母国との間に家族、親族的繋がりを維持し、また文化、政治的紐帯を維持している人々である。

母国には彼らの親や兄弟や友人たちが生きているのだ。

 

そのニューカマーたちが母国の親族や知人に向って発する「生活の声」は厖大であり多種多様である。

苦労話もあれば笑い話もあるし、涙なしには語れない話があれば、笑いをこらえるのが難しい話だってある。そんな厖大な「生活の声」「喜怒哀楽の声」がなんの制約もなく海を渡って毎日日本の地から韓国の地に伝えられ、それがコロナ以前であれば、年間数百万人もの韓国人観光客を生み出す力となり、韓国人永住者(一般永住者)の増大を生み出しているのである。

聞くところによると、最近は日本の医師国家試験に挑戦する韓国人医師も増えていて、韓国では高度人材の流出が懸念されているという。こんな人々は「いつ殺されるかわからない」という恐怖には鈍感で無神経な人々と言ってよいのだろうか?あるいは彼らは日本国内の空気や雰囲気に無知な情報弱者なのだろうか?

そんなことはない。

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