厚労省の発表に、SNSがざわつく

15日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会のニュースに、SNSがザワついている。今回正式承認され、医療従事者から接種が始まった新型コロナワクチン接種に関して、『妊娠している女性について「接種の努力義務」の対象から除外する』という報告があったからだ。

そもそも新型コロナワクチンは、「努力義務」という定義づけだ。多くの人が接種することで、新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックを抑え込める可能性が高いということで、接種できる人は努力をして積極的に受けてほしい、という立ち位置にある。そんなこともあり、接種は無償で行われる。
(※詳しくワクチンの立ち位置を知りたい人はこちらの厚生労働省の資料を参照)

そんな中、努力義務の妊婦除外のニュースに、SNSでは、
「やっぱり怖いワクチンだったんだ!」
「妊婦は絶対打たないで!危ない!」
「妊婦に打てないだなんてこのワクチン危ない!」

といったコメントが次々と上がり始めた。
中には、妊婦死亡説などのフェイクまで飛び出してしまったのだ。

SNSに上がるに過剰なコメントに不安を感じてしまう妊娠中の女性たちも多い。photo/Getty Images

妊娠中の女性たちは、自分たちが接種できるのか、接種したほうがいいのか、よくわからず不安を感じている方が多いと思う。通常時での妊娠出産でも不安になるのに、コロナ禍という非常時ではその気持ちは想像を超えるに違いない。本当に大変だと思う。

でも今回の「努力義務の対象から除外」は、「妊婦だから危ない」「危険なワクチンだから妊婦には打てない」わけではない。ここを誤解・誤認している方が多い

では、今回の発表をどう解釈すればいいのだろうかー。

米国在住で、臨月で新型コロナワクチンを接種した医師がいる。なんと陣痛が始まる中、「私の経験が妊婦さんの不安解消に少しでも役に立てば」と、取材にご協力いただいた。

※新型コロナウイルス感染症のワクチン(ファイザー社、モデルナ社他)を合わせて、こちらの記事内では「新型コロナワクチン」と表記しています。