食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、国内外で約1000軒のパン屋さんを訪れているモデルのパン野ゆりさんが登場。「何を食べても美味しい!」と大絶賛のお店を教えていただきました。

パン野さんがおすすめする絶品パンを一気見▶︎

配合の妙による食感、味わい……
センスが光るパンアーティスト

「ママと一緒にパン屋さんをしたい!」

小学5年生の娘さんの言葉をきっかけにお店を開いた『Raven's Table(レイヴンズ テーブル)』。東急世田谷線上町駅から徒歩10分ほど、世田谷通りでエメラルドグリーンの外観がひと際目を引きます。

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店主の加藤千裕さんは、ジョエル・ドゥ・ロブショングループで世界初の女性ベーカリーシェフに抜擢された実力者。台北店で勤め、2020年夏に帰国。同年11月に本店を立ち上げました。

すでに評判を呼び、これまで1万個以上のパンを食べてきたパン野さんが「何を食べても唸るほど美味しいんです!」と太鼓判を押します。

お店は、東急世田谷線上町駅から徒歩10分ほど、世田谷通り沿いにあります。エメラルドグリーンの外観がひと際目を引きます。

店内には絵やカラスのステンドグラスのランプなどが飾られ、小さなギャラリーさながら。それもそのはず、加藤さんはパン職人になる前はインテリアのデザイン事務所でも働いていました。

また、お店のロゴデザインはデザイナーである旦那さんが手掛けたもので、しかも店内に流れる音楽もオーダーメイド。加藤さんのこだわりがギュッと詰まっています。

さて、「何を食べても美味しい」とパン野さんがおっしゃるパンの中でも特にオススメを伺いました。

(手前)林檎のクロワッサン ¥350、(奥)クロワッサン ¥260

林檎のクロワッサンとスコーンです。林檎のクロワッサンは衝撃的な美味しさで、すぐ虜になりました! ザクザクッと鋭利な音を立てて歯が沈む先には、甘いカスタードとスライスしたリンゴ、ピューレが共存。

パン生地が口内に散らばりながら、甘酸っぱい具材がキラキラと広がって……まるで海のように美味しさが広がります!」

もちろん、プレーンのクロワッサンも販売。触れるとすぐに剥がれそうになるくらい繊細な生地は、ふんわりサクサクの中に味わい深さを加えるべく、灰分(かいぶん)の高い粉を配合しています。

灰分とは小麦粉を高温で燃やすことで残る灰のこと。たんぱく質やでんぷんなどがなくなり、ミネラルだけが残るのだとか。この灰分が多くなることで、小麦の香りが強く出ると言われています。

パンの香りを味わってほしいという思いから、様々な小麦を試しては作りを繰り返した加藤さん。その中で香りの良い原麦と出合い、その麦を自家製粉。多くのパンに配合しています。